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Ring-a-Bell

〒863-1201 熊本県天草市河浦町今田3061

TEL.0969-76-1711

椿油について

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天草と椿の歴史

熊本県天草、西平地区の椿は樹齢300年と言われおり、天草のキリシタンの歴史とそして生活と共に根付いています。

フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えた天文18年以降、長崎に訪れた預言者セバスチャンが椿の幹に指先で十字を切ると、樹皮にそれが残り、それ以来、椿は聖木とされたと言われています。
キリシタン禁制が解かれた1873年、長崎から来た西政吉が宣教師セバスチャンの教えを元に、天草へ布教に来て、その時に信仰のシンボルとして「聖なる椿」を伝えました。

椿油とは

天草に群生しているヤブツバキ(学名:カメリア・ジャポニカ)は、日本原産の花で、本州、四国、九州で多く見られます。
天草の椿油の製法は、山から集めてきた種子を砕き、それをせいろで蒸して圧搾し、搾油精製され商品となります。
椿油はうつくしい黄金の不飽和脂肪酸(不乾性油)で、人に馴染みやすいオレイン酸が86.5%配合されており、不飽和脂肪酸の中では最も酸化しにくい性質をもっています。
古くは灯りなどの燃料油としてもよく使われていました。椿油は主に頭髪用に重宝され、艶のあるうつくしい髪を保つには最高とされています。
その他軟膏や、木材の艶出し、精密機械の油などにも使用されます。また、食用にも使うことが出来、高級料亭の天ぷら油などにも使用されています。

ただ、元来貴重なヤブツバキの種子から取る椿油は、生産者が少なくなっていることもあり、更に手に入りにくくなっているのが現状で、大変高価なものとなっています。
現在、「国内に流通している椿油」の多くは、同じくツバキ属の油茶(Camellia chekiangoleosa:ユチャ:中国)などから搾った油も「カメリア油」の名で輸入されています。

私達Ring-a-Bellの椿油は、熊本県天草市天草町大江地区で「西平カメリアクラブ」様で採取される無農薬ヤブツバキの種子油を中心に使用し、化粧品を製造販売しています。

-椿油の良さ-
◯人の肌に含まれるオレイン酸の純度が高いため大変馴染みやすい。
◯刺激が少ない。
◯リノール酸などの多価不飽和脂肪酸が少なく、ビタミンEも含まれているため酸化しにくい。
◯中波長紫外線(uv-β)を吸収するため、日焼けをすることはない。
◯髪をまとめ、自然な光沢を出す。